2016/11/12

溶解

セ氏四十度の湯船の中で、「こういうのつくりたいなあ~~~……」と、呆けたような、というより呆けそのものの大脳で薄ぼんやりとした「なにか」の妄想を描き、シャワーを浴びて体を拭きながら、「よし、今日の創作活動はここまで」。
まったく、大した創作活動もあったものである。
かくして、鍋の中のバターのように、いずれあーりんの肉体は湯船に溶けてしまうのだろうと思う。このよになにもうみだせぬままに。

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